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【優勝に懸ける想い2025 Vol.1】〜村山遥(4年/経済学部/#89/AT)〜

【優勝に懸ける想い2025 Vol.1】〜村山遥(4年/経済学部/#89/AT)〜

4年ATの村山遥(はく)です。

毎年楽しみに読んでいた引退ブログがいつの間にか私たちの代の番になり、時の流れの速さに驚いています。
しかも私が最初ということで、こんな考えるのが苦手で文章ももちろん苦手な奴がトップバッターでいいのかわかりませんが、一生懸命書きましたので、駄文ですが読んでくださると嬉しいです。

優勝に懸ける思い。
毎年の引退ブログのタイトルですが、ラストイヤーの今年はファイナル4にも進出できず、思っていた優勝とは程遠い引退を迎えてしまいました。

一年生の時、日本一を目指せるという言葉に魅かれて入部を決めました。2年間の留学に行くことは確定していて、長いブランクを開けることはわかっていたけど、それで諦めるには「日本一を取れる」と言う言葉はあまりに輝きすぎていて、そこからずっと目指し続けてきた目標でした。

それがラストイヤーの9月前には目の前から追いかけていたものが急になくなって、宙ぶらりん。
すごく変な気持ちです。どうやって表現すれば良いかわからないけれど、まだまだずっと同じように続くと思っていた未来が一気に閉ざされて、もうこのチームでリーグに出ることもMTGすることも勝って喜ぶこともないのかと思うと悲しくて寂しくて情けない?みたいな気持ちです。
私は各校のラクロス部のブログを読むのが大好きなのですが、勝負は勝てなかったら過程がどうであれ何かしら後悔が残るって書いている方がいました。
今の気持ちはそれなんだと思います。
部活をしてた時間は楽しくて綺麗な思い出だけど、結果として思ったものが得られなかったから胸に何か突っ掛かってしまうのだと思います。

キャラに似合わず湿っぽい感じになってしまいますが、この気持ちを無駄にせず後輩が少しでもこんな気持ちにならないように伝えられることを書こうと思います。

泥臭さ
リーグ第4戦の立教戦。4Qの最後まで勝っていたけど、試合の最後にめちゃくちゃいいシュートを決められて私たちのファイナル4進出は叶わなくなりました。
その時はほんとに放心状態で、その一週前の明治戦の敗戦から1週間でみんなでチームを立て直して、死力をかけたけど思い通りの結果にはならなかったです。
思えば去年からずっと1点に泣かされてきました。
去年のリーグ最終戦の日体戦、今年の明治、立教戦。どれもあと1点取れていればファイナル4、日本一への望みが繋げた試合でした。
これを読んでいるみんなはそういった試合で自分が何がなんでも決め切るというメンタルを持てるでしょうか。
少なくとも私はそれが足りなかったです。
前半調子が良かった明治戦では後半になって試合が拮抗し始めると気合が入りすぎて逆に周りが見えなくなっていって、シュートが打てなかったし、立教戦では緊張してボールポロポロ。情けなかったです。反対に、立教・明治戦ともに相手のエースが素晴らしいシュートを打って勝ちを引き寄せていきました。
この強靭な勝利を引き寄せるメンタルが必要っていうのは去年の日体戦からわかっていました。
去年からどうやったらそれが持てるのか、大一番で勝負を決められるプレーヤー、チームになれるのかを考えていました。
私は徹底した準備とそれを基にした自信が大切だと思っていました。スカウティングを確実にして自分たちの攻め方を明確にし、それを徹底的に練習し、自分たちのものにする。壁打ちやジムで基礎の部分の不安を無くし、自信にする。これができれば勝ちを掴めると思っていました。
けど、この一年でもう一つ必要だと思ったことがあります。それはどんなに汚くてもかっこ悪くてもいいから相手より一点取るという泥臭いメンタルです。
これは明治戦の前に貴一さんに指摘されたけれど、シーズンを通して打破できなかった課題でもありました。
慶應女ラクは良くも悪くもクールなチームだと思います。プレースタイルは明確に戦術があってそれに基づいて綺麗に点を取る。雰囲気を見ても他のチームなどと比べれば感情を表に出すことも少ないし、みんなどちらかというと内側でメラメラしてる人が多いです。
このスタイルをもうちょっと泥臭く、決められたプレーじゃなくても自分が絶対に点を決めて試合の流れを掴むんだっていう熱さとか、エゴを表に出せたら、今年足りなかった泥臭くなんでも良いからシュートを決めて相手より点を取るってことができたのかなって思いました。
実際私も早慶戦やリーグでも、決まった戦術に囚われて思い切り動けなかったり、ミスを連発したりしていました。自分としても振り返ればもっと泥臭くやるような雰囲気が作れたら良かったのかもと反省しています。
圧倒的な準備、自信と同等くらいにはかっこ悪くてもミスしても死に物狂いでやる脳筋さが必要だと思います。

関東一部リーグの学校はみんな日本一を目指していて、近年のリーグは大混戦。
そんな中でリーグを勝ち抜き、日本一を掴むためにはそれなりの圧倒的な戦術・技術、そして絶対に勝つというメンタルを持つことが必要だと思います。

こんなに偉そうなことを言いましたが、私は4年目でも確固たる勝たせる自信も試合を決められるくらいの泥臭さも持てませんでした。難しいですね。

最終的な結果が思ったものでなかったけれど、ラクロス部に入ったことは本当にいい決断だったと心から言えます。
日本一は取れなかったけど最高の仲間ができました。
本当にみんな大好きです。

なんかもっと書けることがありそうだけど、言語化が苦手すぎて難しいので、直接会って、ちょっとアツい話題になったら話しましょう。

最後に、特にお世話になった方々にメッセージを書いて終わりたいと思います。

同期のみんなへ
サマーにも出ずに国外逃亡し、2年間もいなかったのに仲良くしてくれてありがとう。
シャイだけど一人一人の優しさがあって絆が強いこの代が大好きです。
みんなに予定を合わせなくても毎日会える当たり前がなくなるのが寂しいです。
今の所なんだかんだ会えてて嬉しいけど、ずっと定期的に会ってください。
これからも末長くよろしくね。

ばーしのみんなへ
一緒にプレーしてくれてありがとう。ポンコツ幹部の私を支えてくれてありがとう。
自分の存在意義に悩んじゃったりした時もあったけどみんなが褒めてくれたり楽しい雰囲気作ってくれたりして1年間元気にやれました!
アタック界隈のみんな、一時期辛い思いをさせちゃってごめん。あの時はどうなるかと思ったけど一人一人がいい方向に変われる努力ができて、どうにか立て直せたのかなと思います。ほんとにありがとう。
すごい同期と明るい後輩たちに恵まれてみんなと一緒にいる時間がほんとに楽しかったです。
これからも同じような時間が続かないのはすっごく悲しいけど、定期的に会おうね🫶
それぞれ色々言いたいことあるんだけど恥ずかしいから手紙に書くね。

後輩のみんな
チームが違っても会うたびにはくさーん!って言ってくれるみんなありがとう。嬉しいです。
これから準リーグ、ワンデイ、ウィンターなど今シーズンのみんなの試合見るの楽しみにしてるね!
そして来年以降も成長しまくったみんなを見るのが楽しみです。
これからも仲良くしてね!

先輩方
育成の方々、入部の背中を押してくれて、たくさん練習に付き合ってくれて、私の留学中も、卒業後も気にかけてくださって、ありがとうございます。ずっと心の支えでした。

今まで一緒のチームでプレーした先輩方
今までほんとにチームメイトに恵まれてきたと思えるのは皆さんの存在が大きいです。
23Rの先輩方は何も知らない私にラクロスを教えて、今でも仲良くしてくださってありがとうございます。
24Vの先輩方、どんなに体が辛くても行きたくなるような楽しいチームを作ってくれてありがとうございます。
こうした先輩方がいたからこそ、先輩という立場に苦手意識があった私でもなんとか四年目を乗り切れました。
本当にありがとうございました。

コーチの方々
ラクロスを教えてくださってありがとうございました。
ずっとスポーツをやってきたけど、こんなに夢中になれたのはラクロスが初めてでした。
留学でブランク開いても根気強く教えてくださって本当に感謝しています。
ありがとうございました。

両親
ずっとサポートしてくれてありがとう。
留学も部活もやりたいわがまま娘の願いを叶えてくれて、試合にもたくさん応援来てくれてありがとう。
これからたくさん恩返しするね。

次は主人公ドロワーあやこです。
#右ブル界隈 として同じセルでプレーしてきたあやことは切っても切れない絆があります。
遊んでる時にいきなり一緒にHFOの動きの復習したり、アツい話したり、カラオケで慰め合ったり、たくさんの思い出があります。
あやこの明るさとパッションがチームを盛り上げて、暗くなりがちな試合前にもモチベーションを上げることができていました。
部活でも部活以外でもたくさんお世話になりました!!これからもよろしく。

では、あやこのブログをお楽しみに!

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