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【優勝に懸ける想い2025 Vol.14】〜秋山結衣(4年/経済学部/#15/G)〜

【優勝に懸ける想い2025 Vol.14】〜秋山結衣(4年/経済学部/#15/G)〜

はなえからバトンを受け取りました。
4年ゴーリーのゆいです。

はなとは中等部からずっと同じ部活で今年でちょうど10年目。一度退部して戻ってきたり、普段のおかしな発言から不思議生命体扱いをされているけれど、現実的で鋭い視点をもっているはなを誰よりも知っているので、1年生の時は、いつみんなにバレるか1人でワクワクしてました笑
はなのオンリーワンなところは、この負けず嫌いだらけのラクロス部の中で、唯一勝負に拘らないところ。裏を返せば、誰かと争うよりもチームの中で、自分にしかできないことを見極めて、そのフィールドで最大限に力を発揮しているということ。これもチームの一員としてあるべき姿だということをはなに気付かせてもらいました。SNS係として、インスタの投稿からチームTのデザインまで何から何まで本当ありがとう。
はなの前だと自分の意見にフィルターをかける前に思ったことをのびのびと話せました。意見が強すぎる時はちゃんと止めてくれてありがとう。
この10年、その心地良さに慣れすぎていて、これからはなのいない団体に所属しなきゃいけないことが何よりも怖いです笑
まだ学生してるはなに仕事終わりでもふらっと会いに行くのでよろしくね

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さて、ここからは自分の4年間について短めに語ろうと思います。誰が興味あるんだろうと考えた時期もありましたが、「ゆいさんのブログ楽しみっ」て言ってくれている後輩のために少しでも参考になればと、4年間で学んだこと、後輩に活かしてほしいことをまとめました。拙い文章ですが最後までお付き合いいただけると幸いです笑

私は、初心者から日本一をめざせる環境と100人以上いる大所帯に惹かれてラクロス部に入部しました。8月の1年生大会では、ゴーリーとフィールダーを迷いすぎて決め切れず、両方出場させてもらいました。こんな人はいないと思うので育成の優しさに感謝してます。迷っていた私に掛けてくれた貴一さんからの熱い言葉と、サマーで感じた悔しさが決め手となり、ここから私のゴーリーとしての4年間が始まりました。

1年生の冬に同期のゴーリーが貴一さんを呼んで自主練しているという話を他の人から聞き、一緒にがんばろねって話してた私は「誘ってくれないんだ、、」と、衝撃を受けたことを今でも覚えています。でもそれは彼女にとっては当たり前の行動で、中高のバスケ部で“みんなで頑張る”ことを大切にしていた私にとって、体育会の厳しさを初めて実感した瞬間でもありました。この出来事が、私の中で「自分と本気で向き合う」きっかけになったと思います。

そこから2年生は、とにかく自分の技術と向き合うことが楽しく、オフの人は他大学の武者に行き、練習では全アフターで最後まで残るというラクロス付けの生活を送っていました。この結果、我らのエースであるみりと、ラッキーな事に関東ユースに選んでもらい、さらにラクロスが楽しくなりました。

そして「ゴーリーになったこと」ともう一つ、最大の決断は育成でした。なぜ最大の決断なのか。当時トップチームではない私にとって、一緒にやろうとしているみり、かな、そらはそれぞれのポジションの1枚目。移動距離も3人よりも1時間以上も長く、1人だけサブチームの私が自分以外に時間を使っているのは正解なのかとわからなくなりました。色んな決断に背中を押してくれた母にもこの時ばかりは反対され喧嘩したのを覚えています。でも結局、先がどうなるかわからない方がワクワクする性格なので、自分が育成をやらなかったら絶対に後悔すると思い、より険しい道を選びました。その選択のおかげで、色々な感情を経験することができた3年生でした。

4年生になり念願のトップチームに入ったものの待ち受けていたのは、ゴーリー3枚という過酷な環境でした。早慶戦までには2枚に絞られる。このプレッシャーの中で、この時期はあすなろや行きたい企業の本選考とも重なってたこともあり、育成や就活との両立に苦しむ日々。そんな中、早慶戦2週間前にゴーリーとして2枚目から3枚目になり、突然私の早慶戦への道は閉ざされました。今振り返ると、それは“突然”ではなく、他の2人は自分の技術に全力を注いでいる中で、何個もの目標を追い過ぎた、当然の結果だったのだと思います。そんな受け止めきれない現実を前に、立ち止まった私の背中を押してくれたのは、同じチームの後輩や同期でした。そして、ラクロスの楽しさ、ゴーリーの楽しさを改めて思い出したアメリカ遠征。最後は大好きな同期と後輩と準リーグで日本一をとって私のラクロス人生に幕を閉じようと思います。

ここからはラクロス部の未来を担う後輩へ少しでもお役に立てれば幸いです。

努力は必ず報われる

報われるという言葉が「ラクロス部の4年間で活躍する」という意味であれば、この言葉を私は信じてないです。
ラクロス部は160人いるけどベンチに入れる枠はたったの20人。どんなに部員が増えてもその枠が広がることはありません。
だから、最大限の努力をしたとしても4年間で報われるとは限らない。けれど、最大限の努力はこれからの人生に必ず役立ち、4年間に彩り(忘れられない感情)を与える。

あこの言葉をあえて借りるとすれば「行動する努力(量)」と「考える努力(質)」を今までの人生で1番頑張った4年間でした。
それでもあと一歩のところで目標には届かなかった。

しかし、その最大限の努力から学んだことは沢山あります。

学んだことをすべで書くのは少し恥ずかしいので、後輩に伝えたいことを2つに絞って書こうと思います。

・意志が9割、方法1割
ー折れない強い意志さえあれば方法は勝手に探すようになるー
初心者だった私は4年目で早慶戦、リーグ戦に出たいという思いで量も質も最大限やってきました。けれど、その意志の裏あったのは、「全力で向き合って達成できない自分が恥ずかしいから」なんていう後ろ向きな理由でした。トップチームで3枚で争っている時は、そのうちの2枚に入ればベンチ入りできる。3枚目にならないように努力しようという思いで毎日練習していて、1人だけ就活をしていて余裕がない私は、人と比べる回数がどんどん増えていきました。

目標は必ず自分軸で考える

私は最後までそれができなかった。
「誰かよりも」と、考えるとライバルの頑張りによって自分の頑張り方も左右されます。だからこそ、誰がどうとか関係なく、「私はこうなりたい」という強い意志を持つことが大事だと身をもって感じました。

・選択に迷ったら、迷った時点でやる。

これはラクロスに限ったことではなく、「ラクロス部にいるけど他のことにも挑戦したい人」もです。

私は大学4年間でやりたいことがラクロス以外に2つあり(そんな大きなことではないですが)行動してみる勇気を持つことで実現することができました。

ラクロス部であれば、私は、
「バスケ部出身を活かせるフィールダーではなく、ゴーリー」
「経験したことがあるチーム幹部ではなく、育成」
を選びました。
2つの選択に共通していることは、「どうなるか予想できない、ワクワクするほう。」
この選択をしたおかげで、貴一さんやゴーリーズという素敵な仲間にも出会えたし、同期のあんなと本気でぶつかることもできました。そして24freshmenという個性豊かでいつも笑わせてくれる素敵なチームに関わることもでき、優勝を含めた色々な景色を見させてもらいました。
その分自分の技術面では悔しい思いも沢山したけれど、それは今までなに不自由なく生きてきた私の人生にとって絶対に必要な経験で、人として私を大きくしてくれました。

もう一度1年生の入部直後に戻ったとしても、私はまたゴーリーを選び、育成、D幹部を選びます。こんなに大変な思いをしてもその分同期から、後輩からもらったもの、自分の葛藤から得たものが大きすぎるからです。

みんなには、もっとたくさん練習すればよかった(量)、もっとたくさん考えればよかった(質)、
そんな後悔を引退する時に4年間で学んだ感想として出して欲しくないです。それをやりきった先に、これから先の人生に役立つ新しい発見が必ず待ってるからです。私は今、これから社会に出てラクロス部で学んだことをどう活かそうかすごいワクワクしています。

もし、今も質と量のどちらにも一生懸命向き合っていて、ラクロス部4年間で本当に結果が出るのか、なんて思っている子がいたら、そんな目の前の4年間じゃなくて、今後の人生の70年に役立ちそうなことを見つける旅にしてほしいです。大学生活はラクロスが全てではありません。これは、達成できないから現実逃避しろと言っているわけではなく、それくらい軽い気持ちで考えた方が案外うまくいきます。やっぱり純粋にラクロスを楽しんでいる時の方が技術は伸びます。これも私の学びです笑

後悔しない選択をし、どんな状況でも質と量を精一杯掛けていれば、どんな結果であれ、必ず今後の人生に生きてきます。

偉そうなことを言いましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました笑

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お決まりのメッセージコーナー

・同期
4年間ありがとう。19人しかいないけどそれぞれ個性があって自分を持ってて尊敬するところばかりで、沢山刺激をもらいました。ラクロス以外にも何個かやりたいことがある私に合わせてくれたり、一緒に幼稚園から自分史を語り合ったり、スノボしたりご飯食べたり、、大学生活のどこをとっても切り離せない思い出でいっぱいです。これから先何十年も、くだらない話をしながら笑っていたいです。

・家族
車使うっていったら、「いや送るよ」といってどんな話も聞いてくれる父。同じゴーリーとして夜遅い時間でもパスキャに付き合ってくれたり、私より先にあざを見せてくる妹。楽観的な私に鋭く、的確な言葉を掛けてくれる母。3人のおかげで前向きに4年間ラクロスに没頭できました。感謝してもしきれないです。本当にありがとう。これからもよろしくね。

◇24Freshmen
・選手へ
このラクロス人生みんながいたから頑張れました。「日本一の育成にしたい」と言ってくれた言葉が本当に嬉しかったし、練習に行くたびにみんなの頑張る姿を見て、私も頑張らなきゃって何度も思いました。素敵な景色を見させてくれて本当にありがとう。
今年の5月の打ち上げでもみんなに言いましたが、この4年間やるしかないと思います。とことん練習してとことん考えるしか方法はなく、近道なんてないと思います。そして、活躍できたできなかったなんていう結果以上の新しい景色を全員に見てほしいです。2年後「日本一の育成」にしてね。

・スタッフへ
こんなにも選手と仲良くて、しごできな代は見たことないです。何気ない気遣いに育成の私も沢山助けられました。常識にとらわれず色々動いてくれてありがとう。あと2年あれば何者にでもなれると思います。自分のやりたいことに限界を決めずに挑戦し続けてね。

◇お世話になった先輩方へ
卒業するまでずっとそばで応援してくれた育成。当たり前の基準をあげてくれたゆりさん、シュートアップにとことん付き合ってくれた先輩方。沢山の先輩方のおかげで今の私がいます。本当にありがとうございました。

◇ゴーリーズへ
(ここからは長いので7人だけ読んでくれたら嬉しいです笑)

・あんな
この4年間、常識にとらわれないあんなじゃなければこんなに辛い思いしなかったし、こんなに本気にならなかったと思います。刺激的な存在でいてくれてありがとう。詳しくは手紙でね笑
はやく就活終わらせて卒業旅行一緒に行こうね、待ってるよ。

・ちほへ
ちほの言葉には重みがあって、、、最初は年上だからかななんて思ってたけど、違いました笑
情熱があって、1つのことに真っ直ぐで一生懸命で。その熱を身近で感じられて楽しかった。もらった手紙は携帯の裏に大事に入れてます。ありがとう。

・あみへ
短い間だったけど最後一緒にプレーできて嬉しかった。他人と比べるよりも自分と向き合えるあみちゃんが実はゴーリーズの中でも誰よりも強いと思います。そのぶれない強さで来年のゴーリーズを支えてね。

・ゆいこへ
ぽけっとしてるゆいこに厳しいことも言っちゃったけどその度に素直に受け止めて全力で向き合ってくれるゆいこが正直可愛かったです。その素直さ先輩になっても忘れないでね。

・もあへ
チーム幹部として、誰よりもチームのために動いていたもあを見てきたから、苦しくても逃げずにゴールに立ち続ける姿にいつも心動かされてます。拗ねてた時期もあったけど笑、最近また過去の自分を超えて一段と成長してて感慨深いよー。最後のOne day cup絶対優勝しようね!

・りょう
勉強とラクロスどっちもがんばるりょう偉いです。サマーでは試合前まであんなに弱気だったのに試合になると前に出て勝負に出るりょうの姿が忘れられない!他の人と比べず、がきんちょなりょうのまま、自分のペースで4年間やりきってね。

・るる
るるの熱量がごーりーずに素敵な風をもたらしてくれてます。みんなの刺激になってるよ、ありがとう。「ゆいさんー」って言って弱音を吐き出せるのもるるの強みだから溜め込まず周りの人を頼ってね。

・あんじゅへ
ここの場で書くのは恥ずかしいですが書かないと永遠に呪うと言われたので笑笑
「ゆいさんの最後の日吉練だから」ってわざわざオフの日に来て自主練まで残ってくれてありがとう。どんな時も「ゆいさんー」ってきてくれるあんじゅは可愛くて消極的な私にとって毎回なかなか嬉しかったです。あとは手紙でね。

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次はスタッフリーダーのなおです!
なおは1年生の終わりに選手からスタッフに転向したのにそれを微塵も感じさせないしごできぶりで、チームを常に熱く支えてくれました。なおの話や顔芸⁇には毎回笑わせてもらってばかりで、数えきれないほど笑いました。ご飯を美味しそうに食べるなおを見てるとこちらまで幸せになるので、なおのカニのCM待ってます!笑
トレーニングの時のなおの「がんばれ!」はやっぱり誰よりも元気をもらえるし、ラントレの秒数制限の時に「30ーー」って気持ち長めに言ってくれる細かい優しさにもみんな救われてます笑いつもありがとう!

そんな同期1のしっかり者でもあり、ムードメーカーでもあるなおのブログ、お楽しみに!

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