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【優勝に懸ける想い2025 Vol.15】〜堀田菜央(4年/法学部/TR)〜

【優勝に懸ける想い2025 Vol.15】〜堀田菜央(4年/法学部/TR)〜

ゆいから回ってきました、TRの堀田菜央(なお)です。

ゆいは可愛い見た目と共に性格もびっくりするくらい優しくて天使(これは多分言い過ぎ)みたいな人です。初めて会った時は、あまりにも完璧すぎて実は裏の顔があるんじゃないかと疑っていましたが、4年間一緒にいてやっとただただずっと優しい人だと気付き、疑っていた自分が恥ずかしいです、笑。私がどんな変なトークで滑ってもゆいだけは、いつも横でケラケラ笑ってくれてありがとう!!

そんな優しくてきゅるきゅるなゆいですが、ラクロスに対しては全く可愛くありません。誰よりも闘志を燃やし、常に真摯にラクロスに向き合ってきた選手です。グラウンドに立てるゴーリーはたった1人。想像なんて到底できないほど苦しい毎日だったと思うけど、それでも育成・D幹部を務めたゆいは、自分の練習に加えて後輩の練習にも顔を出し、全力でみんなと向き合っていました。スタッフだからこそ下級生の練習に来てくれるゆいの姿を沢山見てきて、心の底から尊敬していたし、かっこよかったです。

準リーグでもバンバンシュート止めてくれるの期待してるよ!!引退しても、くだらない私のトークに付き合ってね!
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「優勝に懸ける想い」

さて、みんなのブログを読んで、私も何か後輩に残せるような素敵な文章を書いてやるぞー!と意気込んで書き始めましたが、振り返れば振り返るほど、中途半端な4年間を過ごしてしまった私に残せそうなものは思いつきません。

それでも確かにこの4年間ラクロス部にいて、個性強すぎるけど尊敬出来る人達に出会い、大学生にして初めての感情をたくさん経験したのは事実だから、。一生に一度の引退ブログも中途半端に終わらないよう、たっぷり自分語りして、一丁前に私がスタッフとして考えていたことを書いてみようと思います。

拙い文章ですが、お時間ある時にちょろっと覗いてくれたら嬉しいです!

今や“スタッフ幹部”なんて役職についていますが、元々は選手としてラクロス部に入部しました。そして私もあんなと同じく退部騒動を起こした一人です(笑)
入部当初は、成長が目に見えるからこそ本当にラクロスが楽しくて、5kmとか走りに行っちゃってる自分かっこよすぎる!と浮かれていました。
でも、体育会はそんな甘いものじゃなくて、周りは途方もないポテンシャルを秘めた人たちばかり。次第に実力差を痛感し始め、辛い苦しいラクロス生活が始まりました。バタバタとみんなが部活を辞めていく流れに乗りたかったけど、プライドが邪魔してできず、ラクロス楽しくないですと育成に相談した直後の合宿所が涼しすぎて、実はラクロスじゃなくて暑すぎてバテていただけだったことに気づいたり、ラクロスが好きなのか嫌いなのかそれさえもよくわからない、体育会という厳しい組織に慣れるのに必死の毎日を過ごしていました。

そんな中、怪我をして突如ラクロスをやめるきっかけができました。

周りから置いていかれるのを痛感しながらいつまで続くかわからないリハビリに向き合うか、ラクロスをやめるか。私の選択は圧倒的に後者でした。あと3年間残ってる、それならラクロスを辞めて違うことに専念してみよう、私ならなんでもできる。そう思って退部を決めました、というかそう思って決めたと信じていました。でも今振り返れば、ただただラクロス部から逃げたかっただけ。毎朝早起きして、朝から汗だくの状態で学校に行き、部活外の時間もトレーニングやミーティングに拘束される部活漬けの毎日から解放されたくて、やめる理由が見つかった瞬間楽な方に飛びつきました。同じ時期に怪我をしていたまゆこがウィンターの出場を諦めて四年後の日本一を目指すと決めたとき、私には同じ決断はできませんでした。どうせ出来ないから、せめてウィンターだけ出て終わろう。同期にとめられたら辞められなくなるからもう誰にも言わずに辞めよう。四年後の日本一なんて一ミリも考えられてなかった。弱い自分を正当化するための理由探しばかりしていた一年生でした。

そして四年後の今。気づいたら本気で日本一目指してました。全く部活辞めてません。びっくり。

退部すること誰にも言ってなかったはずなのに、急に泣きながら電話を掛けてくれた同期がいたり、韓国旅行中に辞めないでと土下座されたり、シャイな同期が急に二人で出かけようと誘ってくれたり。かけがえのない人達に出会いました。引き留めてくれて本当に本当にありがとう。ここで「人」のおかげで辞めませんでした、とまとめたいところだし、もちろんそれが一番の理由ではあるけど、本音を言えばここでも自分の弱さが出ていたんだと思います。新しい一歩を踏み出すのが怖くて、1年間家族よりも時間を共にした同期と離れるのが怖くて、部活をやめたあとの何にでもない自分が怖くて。ただただやめる勇気がありませんでした。

でもあの時の弱さに今はすごく感謝しています。もちろんもっと私が強かったら、より輝かしい未来があったのかもしれない。でも今最高に楽しいし、結果オーライ。

常に挑戦しなければいけないこの部活においてこんな言葉は本当に似つかわしくないし、絶対参考にしないで欲しいけど、悩んでる後輩がいるなら、少しだけ肩の力を抜いて流れに乗ってみて、流れ着いた先で沢山頑張ればいいんじゃないかなって。自分の経験を踏まえると少しだけそう思います。

スタッフ転向してからは、また楽しいとか楽しくないとか考えられないほど目まぐるしい毎日が待っていました。今はなんとスタッフ30人!!もいますが、私が転向した時はたった8人。スタッフになって1ヶ月も経っていないのに、気づいたら丸子で一人全チームのタイムを持って、丸子橋からビデオを撮るという経験をしました。大変だったけど、初めてラクロス部で存在意義を感じられた気がして嬉しかった。少しずつスタッフとしてもTRとしてもやりがいを感じられるようになり、テーピングを極めれば極めるほど選手から求められることが嬉しくて夢中になりました。時間外労働大嫌いな私が、練習外の時間にインスタでテーピング動画をひたすら見漁るという奇跡がおきるほど、夢中でした。

学年が上がり、TRとしての責任や重みを背負うようになってからは、楽しいだけではやりきれない瞬間も増えていきました。一人ひとりへの思い入れが強くなる分、怪我報告を受けるたびに心が苦しくなって、みんなと向き合うのが怖かった。一回のダッヂ、一回の衝突で、すべてが消える。目の前の試合に出られない、積み重ねてきた努力を発揮する場が奪われる。そんなみんなに、どんな言葉をかければいいのかわからず、TRとして全然サポートできなかったことが心残りです。必死にリハビリに向かうみんなの姿に、私のほうが何度も刺激をもらっていました。

結局、スタッフ人生もまた中途半端に終わってしまったように感じます。スタッフとしても、TRとしても、審判だってもっと色んなことが出来たはず。私は途中からスタッフになったから、とまた言い訳したいところだけど、どんなに遅くても挑戦できるし変われます。四年生だからと審判に挑戦出来なかったのは私の甘えだし、怪我をした選手に寄り添いきれなかったのも私の甘え。
みんなには絶対に後悔してほしくないから、どんなに遅くても部活にいる限り遅くないから!挑戦してみて欲しいです。欲を言えば、私ももっともっとやりたかった!!

こんな決して素晴らしいスタッフではなかったけど、スタッフとして3年間過ごす中で私が意識していたことを少しだけここに残したいと思います。恥ずかしいので読み飛ばしてください。

①スタッフも絶対勝利に関わっている
スタッフは直接的には得点に関われない、そう思ってしまうかもしれないけれど私は一度もそう思ったことはありません。だって私がテーピング巻いてなかったらあの選手は走れてないし、シュートだって決められてないでしょ、笑
みんなが練習を仕切るから、時間内にやりたいメニューができるし、試合中みんなが水筒を渡しまくるから熱中症にならず試合に出れている。スタッフだから、、スタッフなんて、、なんて決して思わないで4年スタッフくらい図々しくいてください。もちろん選手へのリスペクトは忘れずに、。

②誰のために、何をしているのか考える
私は前トレと後トレは誰よりも声を出そうと決めていました。(眠すぎて出来ていない時があったらごめんなさい。)トレ後に倒れ込んでいる選手の姿をみたら、トレをやったことがなくてもどれほど辛いか想像できるから、だったらせめてカウントがしっかり選手に聞こえて走りやすくなるように、ファイトという声で少しでも頑張ろうと思ってもらえるようにしよう、そう意識してきました。みんなが一生懸命カウントしていても選手に聞こえてなかったら意味がない。自分の行動は誰のためなのか、なんのためなのか考えたら少しずつ行動が変わっていったりするんじゃないかななんて思います。時には嫌われる勇気を持って、トレとかストレッチとか厳しく見てあげてね。笑

③最後まで選手を信じる
試合中、特に戦況が悪い時、ベンチでは不穏な空気が流れます。あんなに毎日ラクロスに向き合っていた選手たちが、自分達のことを信じられなくなってくる状況は本当に恐ろしいです。でも私だけは明るくみんなに水筒を渡そう、明るくベンチで向かい入れよう、そう意識していました。もちろん変に雰囲気を上げることが正解じゃないし、人によってして欲しい対応は違うからすごく難しいけれど、誰よりも選手を見てきたはずで、どれだけ頑張ってきたかも知っているから、みんなが疑心暗鬼になっている中でスタッフだけは心の底から信じ続けられたらいいのかなって思います。

だらだらと書いてしまいましたが、4年間なんだかんだやりきっていました。

楽しかった。

みんなのおかげで本気で日本一を目指せたし、一緒に涙を流せるくらいには本気で向き合えた。
同期のブログを読んでいると、自分が出来なかったこととか後悔とかそんなことが沢山綴られていましたが、選手じゃないので言わせてください。

みんなは絶対に絶対に最強でした。

結果が全て。分かってはいるけど一番近くでみんなの努力を見てきたからこそ、私はみんなに後悔なんてしてほしくない、ここが足りなかったなんて思ってほしくない。常人には考えられないほどの努力が詰まっていた4年間、やりきったみんなを、これから準リーグでかましてくれるみんなを死ぬほど尊敬しています、私の中ではやっぱり絶対日本一だから、これもまた結果オーライかな。

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ここからはお世話になりすぎたみんなに感謝を伝えます。ありがとうを言いたい人、想いを伝えたい人が多すぎるのでここも長いです、もう全部読み飛ばしてください。

同期へ
みんなと出会えただけでこの部活に入った意味がありました。みんなとの出会いは本当に一生の宝物です。まじで引き留めてくれてありがとう。4年間みんなが頑張ってたから、どんなに辛くてもとりあえずオロナミンC飲んで丸子に向かってました。全員大尊敬、ありがとうじゃ言い切れないくらい感謝だし、本当にらぶ!4年間みんなと居すぎて全然他に友達いないので、引退しても沢山遊んでください!!

育成の先輩方へ
一からラクロスを教えてくださったにも関わらず、やめるだのスタッフ転向だの沢山ご迷惑をおかけしてしまって本当にすみません。育成の先輩方のおかげでなんだかんだ部活を続けることが出来ました。私がスタッフ転向してからも、気にかけてくださって本当に嬉しかったです。おかげさまでラクロス部めちゃめちゃ楽しかったです!!!
(まなさん、スタッフを沢山頼ってくれるの本当に嬉しかったです。後輩たちは全員私より優秀なので沢山仕事をあげてください)

スタッフの先輩方へ
尊敬できる23チームの先輩方、途中からスタッフになった私を受け入れてくださり本当にありがとうございました。いつでもフランクに話しかけてくださるのですぐ打ち解けることができました。私がスタッフ転向を決めきれたのも偉大なる先輩方のおかげです。全員大好きです!
すでに私からの愛は伝わってますよね?24チームの先輩方、嫌なこと嬉しかったこと何かあったらなんでも先輩たちに話してました。合宿でアイス食べながら話したり、ご飯食べに行ったり本当に楽しかったです。一年前引退されたとき、もう無理、、って思ったけどなんだかんだ1年間乗り越えられました。シフトも作れました。とりあえず会いたいのでまたご飯連れてってください!

スタッフの後輩たちへ
まずはいつもシフトギリギリでごめんなさい。雨課題もなかなか出せず、知らぬ間にシフトで消化させてごめん。こんな私についてきてくれて本当にありがとう。今年は各役職で色んな新しいことに挑戦したね。25チームスタッフ、間違いなく最高で最強でした。みんながいたから挑戦の一歩を踏み出すことが出来たよ!なかなかやりきれない部分もあったけどあとはみんなに託すね。
1年生、入部してくれてくれて本当に本当にあリがとう!沢山ビデオ任せてごめん、今までで一番優秀な一年生だったので沢山頼っちゃいました。みんなの四年後が楽しみで仕方ないです!
2年生、可愛くて仕方ないみんな。人数が多い分、それぞれ考えちゃうことがあるかもだけど大丈夫、みんな全員ありえないくらい優秀です。
3年生、アンバランスなようでバランスの取れた個性豊かで面白いみんな。みんなの勢いに飲み込まれそうな時もあったけど、三年生がいなかったらやり遂げられなかった一年でした。本当にありがとうね。

監督、コーチ、社会人TR
4年間大変お世話になりました。スタッフを誰よりも対等に見てくださっていた大久保さんが、年初めに色んなことに挑戦してみなと話してくださったおかげで少しですがスタッフチーム変われたと思います。本当にありがとうございました。
そして、廣澤さん、中尾さん。ラインでもお伝えしましたが、二人なしでは今の私はいません。いつでも優しく教えてくださり、困った時はすぐに手を差し伸べてくださって本当にありがとうございました。お二人と最後ベンチに入れて本当に嬉しかったです!

デベ、フレチームのみんなへ
練習に行くたびに、ちゃんとストレッチしろだの、トレしろだのうるさくてごめんね。私がいるの嫌だろうなーと思いながら参加するみんなの練習は実は少し怖かった、笑。でもやまりとかあんなまゆことか見てると本当に日々のトレって大事だなとか、怪我が多いからこそしっかりストレッチしてほしいなとか、本当に本当にみんなのことを想って伝えてたこと知ってほしい!!怪我で人数が少なくても、授業抜けで人が少なくなっても、なんだかんだ楽しそうに練習するみんなからかなりパワーもらってました。どんなに嫌われても、私はみんなのことが大大好きです!!日本一、とってね!!!

家族へ
試合に出ていなくても、なんならベンチにさえ入っていない試合も見にきてくれて、応援してくれて本当にありがとう。特に母、日々の送り迎えも応援も全部全部ありがとう。帰り道にマックのポテトをドライブスルーして一緒に食べる時間が大好きでした。ラクロス部に出会わせてくれた姉!感謝!

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次は、唯一無二の絶対的相棒、まなみです。

まなみは唯一の同期スタッフで、嬉しいことも辛いこともなんでも共有してきました。この1年間、多分ラインしなかった日はなかったと思います。仕事の連絡はもちろん、まなみのカラコンデビュー報告とか、私の入院記録とかくだらないことも、急にぶっ込まれる恋バナも。誰よりもなんでも話し、色んな感情を共有してきました。スタッフってやっぱりどこか疎外感を感じちゃうことがあって、泣きながらまなみに電話したこともありました。

今は私がスタッフ転向し、四年スタッフは二人になりましたが、元々はまなみ一人。一人で先輩スタッフに混ざり、この代の唯一のスタッフとして部活にい続けてくれました。この3年間、私はまなみがいたから何とかやってこれたのに、一人でその重みを背負ってたと思うと尊敬しかありません。

誤字が多かったり、日本語が少しおかしかったりで時々暗号を読んでいる気分になる時もありますが、誰よりも心配性なまなみは仕事もテキパキこなします。グラウンド上でも、色んなことに気づき、知らぬ間に動いています。私も、やばいまなみやってる!やらなきゃ!と思わされたことが何度もありました。そういう時は尊敬と共に、少し悔しい気持ちもあって、刺激を受けてたよ笑

そんな相棒であり、戦友であり家族みたいなまなみにブログのバトンを渡します!お楽しみに〜

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