
なつこからバトンを受け取りました、4年Gの小暮彩水です。
なつこは頭が良く、そして優しく透き通った心の持ち主です。視野が広く、困っている人をすぐに見つけ、自分のことは後回しにしてでも手を差し伸べる行動力をもっています。また、自分が怪我でプレーできないときも、そこで立ち止まることなく、自分がチームのためにできることを考えてさまざまな運営の仕事にも取り組んでくれました。そんな芯の強いなつこのことをとても尊敬しています。
なつことはたくさんの思い出があります。授業が終わってから車を走らせて田舎に行き、飛び出てくるカエルにびっくりしながらも、薪をくべてお肉を焼いたり、星空を見ながら寝たりもしました。なつこと一緒にいると落ち着くし、自分の中の歪みがすっと整っていくような、そんな不思議な感覚になります。いつもありがとう。これからも一緒に綺麗な景色をたくさん見にいこう、ずっとよろしくね。
——————————
振り返ると、この4年間は私にとって、楽しいことばかりではなく、むしろ苦しい時間が大半だったなと感じます。
私はFの11月から、Dの1年間、そしてRの前半と、4年間のほぼ半分をチームでたったひとりのゴーリーとして過ごしました。仲間には恵まれたけれど、やっぱり心の中ではどこか孤独でした。自分しかいない環境の中で、目指すべき基準を見失い、自分に求めるレベルもどんどん下がっていってしまうような気がして、上のチームで活躍する自分の姿が遠のいていきました。立場やチーム、ポジションは違えど、今、似たような気持ちでこのブログを読んでいる人がいるかもしれません。そんな誰かにとって、私がこの4年間で考えてきたことが、少しでも何かの参考になれば嬉しいです。
私が大切にしてきたのは、
人と比べずに、自分の軸を強く持つ
ということです。
「人と比べない」「自分の軸を持つ」なんて、凡庸な言葉です。でも、苦しい状況だとつい忘れてしまいます。
180人以上の部員がいて、1試合のベンチメンバーは20人。その限られた枠を争う環境で、人と比べるのをやめることは、逃げだと思うかもしれません。でも私の場合、人と比べたときに行き着く先は、生まれ持った運動神経や体格が違うから、練習に割ける時間が違うから、などというどうしようもない言い訳でした。だから、私にとって人と比べるのをやめるということは、逃げではなく、弱い自分、できない自分と向き合い続けていく覚悟でした。
私の軸は、昨日の自分と比べて、何かひとつでもできることが増えたかを成長の基準にすることでした。そのために、毎日の練習をなんとなくこなすのではなく、自分が上手くなるには何が必要かを考えて、その日の目標をもって練習に取り組むようにしました。
当時、同期だけの空間で楽しかった反面、自分たちの世界に閉じこもりがちだったDでの経験を通して、この軸を持つことの大切さを身をもって感じました。一日一日の意識は些細なものかもしれないけれど、その積み重ねによって、無意識のうちにできることが増えていけば、それが成長なのだと思います。
ここまで書きましたが、私は結局、一度もVに上がれませんでした。自分にはもっとできることがあったし、目に見える結果を残せたわけでもありません。だから、このやり方が選手として結果を出すために正しかったと、胸を張って言えるわけではありません。
それでも、この4年間、苦しい時間を経て、私の考え方は変わりました。以前の私は、すぐ「こんなことをしても意味ない」と思って、その理由を自分ではコントロールできない部分に求めるような弱さがありました。でも今は、今日の些細な意識を積み重ねていけば、いつか自分の成長を感じられる日がくると、信じられる気がしてきました。そう思えるようになるまで弱い自分に向き合い続けたことを、少しだけ、誇らしく思います。
そうして時間を重ねる一方で、学年が上がるたびに少しずつ周りが見えてきて、自分を支えてくれているたくさんの同期、先輩、後輩、コーチの方々の存在の大きさに気づきました。支えてもらった分、今度は自分がチームに何かを返したい。そこから、選手としての自分の軸に加えて、「最後の1年間でチームのために何ができるのか」というもうひとつの軸ができました。その軸を胸に、私はR幹部になることを決めました。
Rには4学年が入り混じり、それぞれが違うモチベーションや思いを抱えてラクロスをしています。そんなチームを引っ張っていくために、まずは自分が最後まで練習に残っていろいろな人たちと話すこと。プレーで引っ張ることができるような実力をつけること。そして、この人がいるから頑張ろうと思ってもらえる存在になること。どこまでできたかはわからないけれど、私の考えるR幹部像に一歩でも近づけるように、この3つを特に意識しました。
自分も上を目指す立場でありながら、さまざまな思いを抱える選手たちをまとめ、チームを引っ張っていくのは、簡単なことではありませんでした。それでもR幹部としてチームのことを考えながら、自分が上手くなることを諦めず、2つの軸を持って過ごしたこのラストイヤーが、4年間で一番楽しい1年でした。それは間違いなく、一緒に頑張ってきたりさ、こっちゃん、まー、りほをはじめ、支えてくれた同期、後輩たちの存在があったからです。みんなそれぞれにまばゆい個性があって、それが時にぶつかり合いながらも驚くような力を生み出す。そんな面白いチームでラストイヤーを過ごせて、本当に良かったと心から思います。
私はこの大好きなチームで、準リーグを絶対に勝ち切りたいです。
今Rにいる大好きな後輩たちには、Vに1日でも早く上がり、活躍することを諦めず、貪欲に過ごしてほしいです。今いる環境でできることに向き合うことと、上を目指し続けることは、決して矛盾しないと思います。私はこの1年間、みんなのことをフィールドの一番後ろからずっと見ていて、ひとりひとりの強み、良いところをよく知っているつもりです。みんなにはどうか、今の立ち位置だけで自分の将来を決めつけないでほしいです。
最後になりましたが、お世話になった方々に感謝の気持ちを伝えたいです。
4年間、ずっとゴーリーズのパパとして厳しくもあたたかく、諦めずに指導してくださったたかいちさん。赤い自転車や車が見えると絶望していたF時代も懐かしく、今はたかいちさんを見るととっても安心するし、頑張ろうと思えます。
可愛くて、常に心の支えとなってくれたもあ、ゆいこ、るる、ゆず、さきちゃん、のあ。みんなと前トレ、後トレをする時間が丸子練の一番の楽しみです。
私が落ち込むたびにご飯に誘ってくださり、びっくりするくらい大量のご飯と眩しい笑顔で元気づけてくださったふぃあさん、わーちさん。
大学ラクロスの世界に飛び込む勇気をくださったゆりさん。
迷ったとき、いつも正しい方向に導いてくださったことねさん、ゆいさん、あんなさん。
24Developmentでラクロスの楽しさを教えてくださったちあきさん。
かけがえのない同期、後輩、特に育成として関わった25Freshmenのみんな、両親。
そして、ずっとずっと最強で、私の憧れのちほ。重責を背負っていたはずのちほを私が支える側になりたかったのに、支えてもらってばかりでした。忙しい中でも時間があれば練習に顔を出して、ゴール裏で一緒に声出しをしてくれて、いつも一番に応援してくれて、支えてくれて本当にありがとう。
ここに挙げきれないほどたくさんの方々に支えていただき、今の自分があります。本当にありがとうございました。伝えたいことはたくさんありますが、お手紙で伝えさせてください。
——————————
次はさみーです。
さみーはsun-kissed girlという言葉がぴったりな小麦肌ファッショニスタで、いつも優しくて、一緒にいると気分が明るくなっていく、まさに太陽のような存在です。行きつけのお寿司屋さんに行くと、決まって最初に二人で漬けまぐろを頼みます。その可愛い声によってかなり中和されていますが、たまにぼそっと毒舌になることがあって、そんなところも好きです。
そんなさみーはとても努力家です。留学に行った1年間のブランクを全く感じさせない実力があるのに、毎日最後までフィールドに残り、練習を積み重ねて今ではAT1枚目となりました。正直に言うと、昔のさみーのシュートはよく身体に当たったので怖かったのですが、どんどん上手くなって球種も増えて、今では私のシュートアップバディーです。いつも本当にありがとう。
あと1ヶ月弱、どのくらいさみーのシュートを受けられるかな。まだまだ成長し続けるさみーのことを心から尊敬しています。これからもたくさん打ってね。