
えいみからバトンを受け取りました。
4年DFの小菅英恵(はなえ)です。
えいみは1年生から3年生まで同じチームで過ごしました。
怪我をしても自分にストイックなえいみは、一緒に練習はできなくてもふとした瞬間にえいみを探すと橋下で絶対にサボらずにリハビリやトレーニングをしている姿がありました。4年生の後半からは選手からデベのコーチへと転向し、同じチームではなくなってしまいましたがグラウンドの奥でアドバイスをしたり、声を出して指導しているえいみを見て、えいみも頑張っているから自分も頑張ろうと何度も思わせてくれました。
学連として、みんなが見えないところで部のため、そして大学ラクロス界のためにハードスケジュールをこなし大会を運営してくれたことに大感謝です。みんなには見えないところで頑張るということは大変だと思いますが、一言も文句を言わずコツコツと仕事をこなすえいみはとてもかっこよかったです!
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重い重い腰を上げやっと書き始めました。
五・七・五の俳句で終わらせたいところですが、このような機会はないと思うので4年間を振り返ってみようと思います。
去年の11月、私はReserveチームの幹部になりました。
朝早くに集まって話し合い、夜遅くもzoomで話し合い、合宿でも時間さえあれば話し合ってやっと決まった幹部でした。同期は皆んな”日本一”を目指し、熱い眼差しでチーム像を描いた25チームスタートの日は今でも鮮明に覚えています。
そんな中で、私はこっそり自分の中で目標を立てました。
「一年後にこの部に入って良かったと心から言える年にする」
部が掲げる”日本一”とは程遠いちっぽけな、だけど私にとっては大きな目標です。
私はラクロス部に入部して、同期の中で一番最初に退部を願い出ました。
理由を探せばいくつかありますが、直感で私はこの部に向いていないと思いました。
内向的な私にとって、明るくて面白くて楽しい同期や先輩が作るこの部活動に似合わないと感じたからです。
ですが、大学で特にやりたいこともなさそうだと気づいた私は、やりたいことが見つかるまでとりあえず、と思いラクロス部に舞い戻りました。
そんな風にスタートを切ってしまったので、特に目標もなく始まったラクロス生活。
モチベーションもなくなんとなく過ごしているうちに夏が過ぎ、秋が過ぎ、冬になりました。
22チームの先輩方は本当にカッコよくて、簡単なのではと錯覚するほどに堂々と日本一を掲げていました。かっこいいと心の底から思った反面、自分がその立場になる事などは考えもしませんでした。
23チームの年には、SFCなのに1限、2限を詰め込んで練習をしない道を探していました。しまいには、丸子で同期に久しぶり!と言われてしまうくらいには練習に行かない努力をしてしまいました。チーム分けに書かれる自分の名前は落ちていく一方なのに、臭いものには蓋をし、見ようともしませんでした。
24チームが始まる技術合宿で、学年ミーティングを行った時に一人一人目標をいう時間がありました。みんなが日本一!!と口を揃えていう中、3年生にもなるというのにラクロスをもっと好きになるという酷い目標を口にしました。
昨年も一緒に過ごした先輩・同期とのチームでスタートし、なんとなく安心している自分がいました。今年もなんとなく過ごしたら終わるかななんてそんな風に思っていました。
ですがシーズンが終わりに近づくにつれて、メンバー絞りがされ、一緒に練習をしていた同期や先輩とは別れて練習をしなければいけない時間が増えていきました。
3年生の後半になって初めて、このままじゃダメだと気付きました。(遅過ぎ!!!!!!)
今年を諦めて来年に何か結果を残そうと思い、一回一回の練習に小さい目標を立てて臨むようになりました。
いよいよ25チームスタート。
リザに残った同期はたったの6人。目立たないをモットーにしていた私が幹部になりました。
大きい声を出すのも仕切るのも大の苦手だった私は四苦八苦し、25R初めての練習試合の日にはお店を追い出されるまで幹部で話し合いました。
今までラクロスを惰性のようにやっていた私でしたが、幹部になって、チーム全体を見渡し自分だけではなくて全員がより良くなるにはどうしたら良いかを考えるようになりました。
必然的に、声を出さなければいけないし、ラクロスのことを考える時間、部員のことについて考える時間が増えていきました。今まで見えていなかったことが見えて、思うことも、感じることもどんどん変わって不思議な感覚でした。
そして人の成長が心から嬉しく感じるようになりました。リザのみんながナイスグラボをした時、シュートを決めた時、今では大きな声でナイス!!と思わず声が出ちゃうくらいに嬉しいです。
今週が終わったら約1年となかなか長かった25Rが終わります。
心強い同期、後輩と準リーグに向かって練習する日々がとても楽しいです。
全国大会、優勝、という言葉にあまり実感は湧いてないです。だけど、いろんな日を乗り越えて長い時間を過ごした同期と、私たちのために沢山の時間を費やして下さったまなさん、あさのさんと、パワフルで上手でたくさん一緒に練習をした後輩と、全国大会という舞台に立たせてもらえることに感謝して全力を尽くそうと思います。
今、私は心の底からこの部に入って良かったと言えます。
口を開けば文句ばかり言っていた私が、引退ブログにこんなことを書いているなんて自分でもびっくりです。
かっこいい背中を見せながら、慶應のラクロス部を作り続けてくださった先輩方、たくさんの時間を費やして成長させてくださったコーチ、元気で素直で努力家な後輩たち、そしてどんな時も近くにいた同期のみんなのおかげだと思います。
本当にありがとうございます。
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・先輩方
育成の先輩方、ラクロスという競技を教えてくださり、引退するまでずっと応援してくださりありがとうございました!
23,24チームでご一緒させていただいた先輩方は本当に優しくて頼もしくて、一緒にプレーするのが楽しかったです。私は口にも態度にも出すのが苦手だったせいで、表現しきれなかったのですがとても大好きなチームでした。
・後輩のみんな
あと1年以上ある時間を是非有効に使ってほしいなと思います。愉快なチームメイトと過ごせるのも、文句を言いながらも毎日練習ができるのも、どんな時間も有限です。泣いても笑っても4年しかなくて2度と来ないその日を楽しんでほしいと思います。
なんとなくラクロスをしてしまっている人がいたら、まず自分が上手になることを考えてみてほしいです。もし出来ない事があるなら、出来るようになれるチャンスです。適当にやるくらいなら一生懸命やったほうが楽しいです。考え過ぎずに、自分が選んだ道を精一杯楽しんで正しい道にしてほしいです。
・同期
明日が来るのが楽しみだと思わせてくれたみんなに感謝いっぱいです!メルシイ!
ラクロス部を通して関わって下さった監督、コーチ、多くの方々にこの場をお借りして感謝申し上げます。私たち部員の知らないところでたくさん動いてくださり、ありがとうございました。
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急ですが長くなってしまったのでこの辺で終わりにします。
あんまり文章を書かないのでなかなか上手に書けませんでした。
次はゆいです。
ゆいとは中高大と10年間も同じ部に所属し、毎日一緒に過ごしました。
辛い時も楽しい時も休みの日も、どんな時も私の思い出の中にはゆいがいます。
素直で、まっすぐで、本当に努力家で尊敬するところがたくさんあります。
3年生の時は副将と育成を、4年生の時はデベ幹を務め、どんな時も人のために一生懸命な姿はラクロス部に欠かせない存在でした。
ゆいのセーブ語録:よし!おっけー!ピッタリ!
こんなゴーリー他にいません。ラクロス部に入ってまた新しいゆいの一面をみたような気がします、、
長々と書きたいところですがいつか本人に伝えるまでは私の心のうちにしまっておきます。
きっと素敵な文を書いてくれるゆいのブログをお楽しみに!